昨夜、私はユニットバスの排水詰まりという、一人暮らしを始めて以来最大の試練に直面しました。シャワーを浴びている途中で、足元の水位がじわじわと上がり始め、洗い場が小さな池のようになったのです。排水口からはゴボゴボという絶望的な音が響き、慌ててシャワーを止めましたが、水は一向に引く気配がありません。業者を呼べば深夜料金で数万円は飛んでしまうと考えた私は、まずは自力で解決しようと決意しました。まず取り組んだのは、排水口の部品の完全解体です。表面の蓋を外し、ヌメリのひどいヘアキャッチャーを取り出すと、その奥にお椀のような封水筒が鎮座していました。これを左に回して引き抜くと、そこには私の想像を絶する光景がありました。数ヶ月分の髪の毛が、石鹸カスや皮脂と混ざり合い、まるで黒いフェルトのような強固な塊となって配管の入り口を塞いでいたのです。私はビニール袋を手に被せ、その塊を少しずつ掻き出しました。1回、2回と手を伸ばすたびに、驚くほどの量の汚れが取れていきます。部品をすべて取り出した後、浴室用の中性洗剤と古歯ブラシを使い、各パーツのヌメリを徹底的に磨き落としました。しかし、まだ配管の奥に汚れが残っている不安があったため、ホームセンターで買っておいた真空式のパイプクリーナーを投入しました。排水口に密着させてハンドルを数回強く引き上げると、ゴボッという大きな音とともに、奥に詰まっていたヘドロが逆流してきました。それをすべて取り除き、仕上げに45度のぬるま湯をバケツに1杯流し込むと、水は渦を巻きながら吸い込まれるように流れていきました。あの瞬間の安堵感は言葉では言い表せません。今回の経験で学んだのは、排水詰まりは突然起こるのではなく、日々の手入れを怠った結果として現れるということです。今後は週に1回、必ずパーツを分解して掃除することを心に誓いました。自らの手で問題を解決したことで、自宅のユニットバスという設備に対する理解と愛着が深まった、忘れられない夜となりました。
風呂の排水が流れないトラブルを自力で解決した記録