2026年2月
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トイレのタンクの仕組み!給水と排水の連携を徹底解説
水洗トイレの心臓部とも言えるのが、便器の背後にあるタンクです。このタンク内部には、給水と排水を司る複数の部品が連携し、正確な動作によって水を流し、再び満たすという一連のサイクルを実現しています。主な部品は「ボールタップ」「フロートバルブ(フロートゴム)」「オーバーフロー管」「浮き球」です。まず、水を流すためにレバーを操作すると、レバーに連動した鎖やワイヤーが「フロートバルブ(フロートゴム)」を引き上げます。このフロートバルブは排水口の蓋の役割をしており、これが開くことでタンク内の水が一気に便器へと流れ込み、排泄物を押し流します。水が減っていくと、水位に連動して上下する「浮き球」も下降します。浮き球が一定の水位まで下がると、「ボールタップ」という部品が作動し、給水管から新しい水をタンク内に供給し始めます。この時、給水された水の一部は、便器内にも同時に流れ込み、封水(便器底部の水)を補充します。そして、タンク内の水位が設定された位置まで上がると、浮き球が上昇し、ボールタップの弁を閉じて給水を停止します。もしフロートバルブが正常に閉まらず、水が便器に流れ続けてしまっても、タンク内の水位が一定以上にならないように「オーバーフロー管」が設けられています。これは、タンクから水が溢れ出るのを防ぐための安全装置であり、水が一定量を超えるとこの管を通って便器内に排水される仕組みです。これらの部品が正確に連携することで、無駄なく効率的に水を使い、常に次の使用に備えることができるのです。