2025年12月
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火災保険が適用される給湯器故障の具体例!
給湯器の故障は様々ですが、その中でも火災保険の適用が期待できる具体的なケースを把握しておくことは、いざという時の助けとなります。火災保険が給湯器の故障を補償するのは、「不測かつ突発的な事故」による損害が主な条件となります。その代表的な例をいくつかご紹介しましょう。まず、最も分かりやすいのが「落雷」による損害です。雷が近くに落ち、その過電流によって給湯器の電子基板が焼損し、故障した場合は、火災保険の「落雷」に関する補償が適用される可能性が高いです。次に、「風災、ひょう災、雪災」による損害です。台風による強風で飛来物が給湯器本体に衝突して破損した、大雪の重みで給湯器が損傷した、雹(ひょう)が降り積もり給湯器が故障した、といったケースでは、火災保険の「風災等」の補償が適用されることがあります。特に屋外設置型の給湯器は、これらの自然災害の影響を受けやすいと言えます。さらに、「外部からの衝突などによる物体の落下・飛来・衝突」も補償対象となる場合があります。例えば、隣家の工事中に足場が倒れて給湯器に当たった、車が誤って給湯器に衝突した、といったような予期せぬ事故によって給湯器が物理的に損傷した場合です。また、「破裂・爆発」に関する補償も関連する可能性があります。給湯器内部で何らかの異常が発生し、部品が破裂したり爆発したりして損害が生じた場合です。ただし、これらの状況でも、保険契約の内容や免責金額、事故状況の詳細な調査によって適用可否が判断されるため、必ず保険会社に確認が必要です。事故が発生したら、給湯器の損傷箇所や原因を詳細に記録し、写真などで証拠を残すことが、保険申請をスムーズに進めるための重要なステップとなります。